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ダウン狩り [Techchase]

習得の効果:火力が上がるターン継続が長くなる

 スマブラDXで勝つために必要な最重要要素の一つ「火力」に大きな影響を及ぼす「ダウン狩り」について解説します。
 相手に攻撃を当ててダウンさせたとき、相手の「倒れ・受け身・転がり受け身」の内どの選択を採ったかを見てからこちらの被せる行動を決めることで、確実に追撃することができます。
 その追撃も相手をダウンさせることができるものであれば、ダウン狩りを継続することができるので、コンボ・連係の火力を増大させることができます。

最重要:確認

 例えば、ダウン狩りの中でも特に重要な確認については、簡単に書くと以下のような流れになります。

  • 「倒れ」→倒れた相手に追撃(もしくは倒れ状態で出来る行動の確認に派生)
  • 「受け身」→受け身した相手に、受け身が終わる前に追撃
  • 「転がり受け身」→転がり受け身した相手を追いかけて、転がり受け身が終わる前に追撃

 相手がどの選択肢をとっても、確認してからの行動が間に合うのであれば、コンボ・連携をより長く続けることができます。非常に強力ですよね。

注意点

  • 全キャラが全選択肢を確認してから狩れるわけではありません
     確認して相手のダウン後の行動を狩る難易度は、自キャラのダッシュ・走行速度に大きく依存します。
     また、ダッシュ・走行速度が良くても、技の発生が遅いものは確認してからの追撃には使えません。

     ただし、ダッシュ・走行速度が遅いキャラには全くできないかといえばそうではありません。
     確認してから間に合う選択肢と間に合わない選択肢があり、「相手が間に合う選択肢をとる」ことを読んでその為の確認をしておけば、もし相手がそうでない選択肢をとったとしても、それに対して無駄なく対応できるので、完全に読みで攻撃を出しておくよりは成功率が高くなります。

  • 相手キャラによっても難易度が変わります
     キャラによって、転がり受け身・起き上がり回避の移動距離が異なります。長いほど、自身の反応速度や自キャラのダッシュ・走行速度・追撃する技の発生の速さが必要になります。
     また、キャラによって起き上がり攻撃の発生の早さも異なります。

相手の選択肢ごとの確認の簡単さランキング

  1. 手前(自キャラがいる方向)への転がり受け身
  2. 奥(自キャラがいない方向)への転がり受け身
  3. 倒れ
  4. 受け身

(倒れと受け身には余り差はないと思います)

やり方

 簡単にどういう風に行うのかを説明します。

 まず、倒れ・受け身になる状況でないとダウン狩りは成り立たないので、当然ながら相手をダウンさせる必要があります。
 多くのキャラの上下投げは、相手が0%であってもダウンさせられることは覚えておきましょう。

 他の多くの技では、蓄積%が一定量を超えないとダウンさせられないので、各技のダウンさせられる蓄積%は、SSBM Calculatorキャラ別攻略の各自のキャラの主要な技の攻撃判定データを入力して、相手キャラは何%以上の時に主要技を当てればダウンさせられるかを調べておきましょう。

手順

  1. 相手をダウンさせる攻撃ヒット
  2. ダウンした相手が着地(倒れ・受け身)するであろう地点まで移動しておく(できれば相手が着地する前までに)
  3. 相手が着地(倒れ・受け身)するまで待つ
  4. 相手が倒れたか、受け身をしたのか、転がり受け身をしたのかを確認し、してから何をするかを決める(先にこちらが何をするかを決めない)
    • 倒れ→ダウンした相手に追撃(もしくは倒れ状態の相手の行動の確認に派生)
    • 受け身→受け身した相手に、受け身モーションが終わる前に追撃
    • 転がり受け身→転がり受け身した相手を追いかけて、転がり受け身が終わる前に追撃

相手が倒れたことを確認した場合 -叩き起こし-

 相手がダウンしたことを確認した場合に何で追撃するかは、相手の蓄積%によって変わってきます。

 倒れた相手に弱い攻撃を当てる(※)と、強制的に「その場起き上がり」になります(叩き起こし)。
 これを利用して、蓄積%が低ければ(大体30%以下)、相手が倒れたら、確認してから弱攻撃を当て、起き上がりが確定した相手に様々な技を当てることができます。
※厳密には、攻撃を食らった際に非常に低いふっとび値であることが条件です。蓄積%が高くなってふっとび値が高くなると、弱攻撃を食らっても、そのとき入力している起き上がり方法をされてしまいます。

叩き起こしされる側の対策

 弱い攻撃を上にヒットストップずらしすれば、倒れ中の弱い攻撃の食らったときのモーション(恐らく全キャラ13F)が終わり次第、空中の通常落下状態になれます。

 弱い攻撃のヒットストップは短いので、タイミングが読めないと難しいです。
 また、これが成功しても、ダウン狩りをする側が続け様に弱い攻撃を出すと、その2段目もずらさないといけないので注意が必要です。

相手が倒れたことを確認した場合 -起き上がり確認-

 倒れに対する叩き起こしは、上へのヒットストップずらしという対策があり、完璧ではありません。

 それなりの反応速度と、非常に高度な意識配分能力があって始めて行えるダウン狩りが、「倒れ状態の起き上がり動作までも確認する」です。

 簡単さは、
手前への起き上がり回避>>奥への起き上がり回避>その場起き上がり>>>>>起き上がり攻撃
という感じだと思います。

 起き上がり回避は、「何かの動作をし始めたことに反応し、その時に更に横への移動に対して反応」してそちらにダッシュして追いかけます。

 その場起き上がりや、起き上がり攻撃は、「何かの動作をし始めたことに反応し、その時に更に横への移動がない事に反応してシールド」を出します。
 シールドを出してから、更にその場起き上がりか起き上がり攻撃かを見て判断して、その場起き上がりなら早めに掴みなどを出し、起き上がり攻撃ならガードしてから掴みなどを出します。

 起き上がり動作まで確認するのは、単純反応と意識半分の両方が必要なので、殆どの人にはできないか、できる人でも安定はしないと思います。
 確認の調子が悪いときや、発生が遅いために確認してから出しては間に合わないけれども当たればリターンが高い技を当てる為に、実際の場面では次項で紹介する「確認放棄」を、織り交ぜていくことになります。

確認放棄(読み)

 要するに、倒れた相手の着地時の行動を予め読んで、倒れた相手の着地とほぼ同時に、確認することなく追撃行動(確認していては間に合わない、リターンの高い追撃行動)を開始しておくことです。

 倒れを選択した相手の起き上がり行動を確認して処理する場合について考えてみてください。
 叩き起こしする場合には、上へのヒットストップずらしという対策や、30%辺りを超えると起き上がり方法を相手が選べるようになってしまうという欠点があります。
 起き上がり動作の確認は、理論上は抜け方はありませんが、先述したように難易度が非常に高く、基本的に安定しないという欠点があります。

 ここで、確認を放棄して読みでリターンの高い技を狙うという手段が活きてきます。

 
 これまでの例を踏まえて、具体例を挙げてみましょう。

具体例:シークの下投げダウン狩りループ

 シークの下投げは、ベクトルが高いこととふっとびが弱いことによって、下投げからの追撃や投げ連が多くのキャラに繋がる非常に強力な投げ技ですが、落下速度が非常に速いC.ファルコンファルコフォックスに下投げをした場合は、ダウンさせることができますが直ぐに地面に着地してしまうので、直接は何も繋がりません。
 しかしこれは、通常の蓄積%の範囲では、相手は必ず倒れか受け身をしなければならない」ということになります。

 ここでは、フォックスに下投げをした場合に、どのように「ダウン狩り」を行うのかを書きます。

フローチャート

  1. シーク: フォックスを掴む
  2. シーク: 下投げをする
  3. フォックス: ベクトル変更が行える。シークの後ろや、ベクトル変更しない場合より相手から遠ざかるようにふっとべる
  4. シーク: フォックスがふっとび状態で着地(倒れ・受け身)するであろう所まで、予め歩行などで移動しておく
  5. フォックス: 受け身か、(相手の手前 or 奥への)転がり受け身か、倒れを行う
    • シーク: フォックスが何を行ったかを確認し、それに応じて以下の行動を採る
      • 受け身:
         低蓄積%……掴む(1に戻る)
         高蓄積%……下スマッシュでふっとばす(そのまま撃墜にならなくても復帰阻止ができる)
      • 転がり受け身:
         低蓄積%……ダッシュで追いかけて掴む(1に戻る)
         高蓄積%……ダッシュで追いかけてダッシュ攻撃を当て、空中前攻撃に繋げて撃墜する
      • 倒れ:
        • 弱攻撃で強制的にその場起き上がりにする(大体30~40%以下まで有効)→掴む(1に戻る)
          ※対策として、相手は弱攻撃のタイミングに合わせて上にずらすことで空中で動ける状態になれてしまう
        • 高%なら下スマッシュでふっとばす(そのまま撃墜にならなくても復帰阻止ができる)
        • 起き上がり行動の確認狩りに移行する
          • 起き上がり回避:
             低蓄積%……ダッシュで追いかけて掴む(1に戻る)
             高蓄積%……ダッシュで追いかけてダッシュ攻撃を当て、空中前攻撃に繋げて撃墜する
          • その場起き上がりと起き上がり攻撃:
             とりあえずはシールドを出して、起き上がりだと確認すれば掴み(1に戻る)、起き上がり攻撃だと確認すればガードで防いでから掴み(1に戻る)
    • シーク: 倒れた後の行動を完璧に確認するのは難しいので、フォックスが何を選択したかの確認をせずに倒れると読んで、上スマッシュを出す。読み通り相手が倒れれば当たる
       中蓄積%……いい感じに浮くので、再度掴む(1に戻る)、もしくはダッシュA攻撃コンボに移行する
       高蓄積%……空中前攻撃に繋げ、撃墜(またはその後復帰阻止)する

まとめ

 できるだけ網羅的に書きましたが、上記のような感じになると思います。
 ダウンさせた後、倒れ・受け身をする相手の選択を確認してから、こちらもそれに応じた追撃を行うことで、低%なら掴みに繋げて再び下投げというループを繰り返してダメージを稼ぎ、高蓄積%まで溜まったら撃墜力の高い空中前攻撃に繋げられる技に繋げて撃墜、というように、本来下投げからコンボができないキャラに対しても大きなリターンが期待できるようになります。

 特にダッシュ速度の速いキャラを使っている人は、ダウン狩りに確認を取り入れることで、読みに頼っている今よりもワンチャンスからのリターンが大きく向上することができるでしょう。
 筆者も7年間ぐらいずっと確認せずにやってきて、ここ最近になってようやく、ダウン狩りで確認をするということがどういうことかを理解して導入しましたが、効果テキメンでした。

 「色が変わったらマウスをクリック」みたいな単純反応とは異なり、AならXをする・BならYをする・CならZをする、という複雑な反応なので、意識配分が重要になります。
 導入してすぐにはできないと思いますが、最初はできなくても確認することをし続けていれば、その内意識配分は必ず(個人差はありますが)上達しますので、是非、取り入れてみてください。

 そして、十分に上達したら、次は大リターンを得るために的確な確認放棄を行えるようにしましょう。

 ダウン狩りをしっかりと身につけることは、強くなることに非常に重要なことですので、頑張りましょう。

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