投げ技の種類
実は投げ技には、2種類あり、性質に違いがあります。
- 投られるキャラの体重に関係なく常に全体Fが一定の投げ(以後、「打撃投げ」)
- 投られるキャラの体重によって全体Fが変わる投げ(以後、普通の「放り投げ」)
「打撃投げ」の特徴
モーションが、投げ飛ばす直前に相手を殴ったり蹴ったりするもので、その殴る・蹴るモーション自体に攻撃判定がついている(第三者キャラがいた場合にそれにヒットする)投げ技です。その投げ技をするときは「バチン」とか小さな「ドン……」などの音がします。
打撃部分でヒットストップが発生し(ただし、掴まれておりその場に固定されているので、ヒットストップずらしはできません※1)、ダメージは、投げる直前の打撃によるもの+投げ技そのもののダメージで分けられています。
モーションの長さは、投げられるキャラの体重に関係なく一定です(※2)。
の下投げ以外の投げ技、の前投げ、の下投げなどが該当します。
「放り投げ」の特徴
投げ飛ばす直前に攻撃したりしないため、ヒットストップが発生しません。
そして、投げられるキャラの体重が大きいほど、モーションが長くなります。
ファルコンの下投げや、フォックスの前投げ以外の投げ技が該当します。
の上投げ、の下投げなどが該当します。
見分け方
トレーニングモードで投げてみましょう。
その投げ技をやったときに、「ダメージ」欄をみてください。
・「ダメージ」欄に表示されるものと実際に蓄積するダメージが異なっている=打撃投げ、です。
これは、与えたダメージ欄に表示されているものには、何故か、投げる直前の殴る・蹴るモーションによるダメージが含まれていないからです。
・「ダメージ」欄に表示されるものと実際に蓄積するダメージが同じ=放り投げ、です。
そもそも投げ飛ばすときにしかダメージを与えていないため、そのダメージをそのまま表示します。
注意
あくまで「打撃投げ」は、投げる直前に打撃を与えるものです。ファルコの上投げや後ろ投げの様に、投げた後に追撃するものは打撃投げには該当しません。
※1: の前投げは例外で、打撃部分でずらしができます。これは打撃部分と投げ部分のタイミングが同じで、かつ打撃部分が最後にヒットしてふっとばすことになっている為だと思われます
※2: 何故か、の前投げは打撃投げであるにも関わらず、後述の「放り投げ」のように、投げられるキャラの体重によりモーションの長さが変化します。の前投げのモーションの長さは一定です。
実戦への影響
違いは分かったけどそれが実戦に影響あるのかといえば、影響はあります。
結局どういうことなのか、具体的に書くと、以下のようになります。
打撃投げ
打撃投げでは、どんな体重のキャラを投げても、全体モーションは変りません。つまり、
軽いキャラを投げたときの後隙=重いキャラを投げたときの後隙
となります。同じです。
要するに、体重が大きいキャラを投げてコンボするには、打撃投げが適しています。
例
の上投げは「打撃投げ」で、下投げは「放り投げ」です。どちらもその後、空中NA攻撃や空中上A攻撃などに繋ぐことができるので、コンボ始動技として使われます。
軽いキャラに対して投げる時は、どちらの投げを選択しても繋がると思います。しかし、下投げの方が猶予は長くなります。
重いキャラを投げる場合は、下投げだとどうにも間に合わないことが多くなります。下投げの全体モーションが長くなり、相手をふっとばしてから動けるようになるまでの時間が長くなるため、直ぐに動けないからです。タイミングがいつもと違って遅いと感覚もずれてしまいますね。しかし上投げをするときは、常に後隙の長さは同じなのでタイミングも掴みやすく、空中攻撃に繋げる猶予もしっかりあります。
放り投げ
前述の通り、「放り投げ」では、投げられるキャラの体重が小さいほど、全体モーションが短くなります。つまり、
軽いキャラを投げたときの後隙 < 重いキャラを投げたときの後隙
となります。つまり、相手キャラの体重が小さいほど、投げた後早く動けるようになります。
要するに、体重が小さいキャラを投げてコンボするには放り投げが適しています。
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