フォックスのガードに対する崩しについての考察です。
あくまでも個人の考えなので良いと思った部分だけ参考にしてください。
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1.リフをガードされると?
2.「リフ→空中攻撃」の固めについて
3.個人的におススメする3つの行動
の順に解説します。
1.リフをガードされると?
固めについて説明する前に、そもそもリフをガードされたとき数値的にはどうなっているかをまず知っておく必要があります。
フォックス(リフ) 相手(ガード)
1F ヒットストップ① ヒットストップ
2F ヒットストップ ヒットストップ
3F ヒットストップ ヒットストップ
4F ヒットストップ ヒットストップ
5F ② ガード硬直
6F ③ ガード硬直
7F 行動可能 ガード硬直
8F ガード硬直
9F 行動可能
※①~③はリフを出してからジャンプができるまでの硬直
つまり、リフはガードされても2F有利です。
2.「リフ→SJ空中攻撃」の固めについて
よく目にする固めだと思いますが個人的にはする必要のない固めだと考えています。
これからその理由について説明していきますが、その前に「リフ →SJ 空中攻撃」を
・「リフ → 即空中攻撃」
・「リフ → 降り空中攻撃」
の2通りに分けておきます。
これは空中攻撃の出すタイミングによってそれぞれ違ったメリットデメリットが生じるためです。
また考えやすくするために空中攻撃はNAに統一して考えていきます。
※参考記事
空中攻撃の出し方についての分かりやすい別記事
NAではなくドリルを選択した場合
リフ → 即空中攻撃
メリット
・相手のガードからの暴れを(ほとんど)許さない
例) マルスのガーキャン掴み暴れ
マルス:ガーキャン掴み(7F)
フォックス:ジャンプNA(7F)-有利F(2F)=5F
つまりガーキャン掴み暴れに対して発生勝ちできる
デメリット
・ガードされると空中攻撃に大きな不利Fを背負う
相手のガードキャン反撃を防ぐ対策として空中攻撃を引きながら出すという手段がある
しかしガードからリーチの長い技を出せるキャラには結局反撃をとられることが多い(マルスの空前、フォックスの上スマなど)
また引き空中攻撃をした時点で固めが終了してしまうのも欠点と言えるだろう
リフ → 降り空中攻撃
メリット
・空中攻撃をガードされても次のリフが間に合うため状況継続が可能
デメリット
・空中攻撃を出す前に反撃を受ける危険性がある
まとめ
「リフ → 空中攻撃」の固めは空中攻撃の遅速による2択の読み合いです。
それぞれ一長一短ですが、いずれも反撃される可能性があるためリスクリターンが釣り合っているかどうか疑問です。
3.個人的におススメする3つの行動
そもそもガードしている相手ができる行動は主に3つあります。
・ガード継続
・暴れ
・(転がり)回避
これらを狩れる行動を紹介します。
(Ⅰ)リフキャン掴み
ガード継続に対して唯一直接リターンのとれる行動
フォックスの掴みからは大抵のキャラに高火力コンボが狙えるのもメリット
相手の6F以上暴れ技には発生勝ちできる
・ガード継続 → 〇掴める
・暴れ → △5F以下の暴れ技に発生負けする
・転がり回避 → ×
https://smashboards.com/threads/good-uses-for-nair.405792/#post-19537867
↑英語ですが、それについて解説している記事です。
この記事の表はフォックスのリフキャン掴みとマルスが回避が同時にされたときの数値です。
マルスの27Fのその場回避で3F不利です。
その場回避最速組は22Fなので8F不利になります。
一応実践では最速回避が難しいのですが、数値的にはリフキャン掴みも危険であることを覚えておきましょう。
(Ⅱ)絶リフ連
あらゆる暴れに発生勝ちできる
ガードに対しても有利状況を継続ができる
ただし操作が難しい
・ガード継続 → 〇状況継続
・暴れ → 〇
・転がり回避 → ×
・絶リフ(4F) → 1F技で割り込み可。
ガードから1Fで技を出すことは不可能なため割り込むことはできない。
・SJNA(7F) → 4F技で割り込み可。
ex)フォックス絶リフ(4F)、ゲムヲ上B(2F)など
・掴み、上スマ(8F) → 5F技で割り込み可。
ex)サムス上B(5F)など
ここで特筆したいのはフォックスの絶リフ暴れで、絶リフ暴れを咎めるのは絶リフだけしかありません。
逆に言えば、ガードする側になったとき相手のフォックスが絶リフ固めをしなければ絶対に絶リフ暴れができます。
このとき暴れるタイミングとしては、相手の空中攻撃(NAや空後)をガードした時点でセオリーとして相手がリフをだしてくることが予想できるので、仕込みに近い形でガーキャン絶リフ暴れを入力することになります。
(Ⅲ)リフ絶空
転がり回避を狩れる数少ない選択肢
相手の発生の遅い暴れも狩ることができる
基本的には相手から離れるように絶空をする
・ガード継続 → ×
・暴れ → △発生の遅いものは狩れる
・転がり回避 → 〇
まとめ
・暴れ → 絶リフ連、リフキャン掴み、リフ絶空
・ガード継続 → リフキャン掴み、絶リフ連
・回避 → リフ絶空
これらをうまく使い分けます。
特に発生の早い暴れをされない限りはリフキャン掴みとリフ絶空だけで戦えます。
絶リフ連みたいな難しいことはしなくていいのです!
質問です。
相手側にラインがあり、相手側に転がり回避をされた場合は、リフ絶空で反確が取れるのでしょうか。
普段自分が対戦している時は、届かずに仕切り直しになってしまいます…
質問ありがとうございます。
結論から言うと離れる転がり回避を狩るのは難しいと思います。
転がり回避の距離が短いキャラにリフ絶空が届くこともありますが、届かなキャラのほうが多いです。
また前進するリフ絶空では相手の即暴れ(ガーキャン掴みなど)に引っかかってしまう危険性もあります。
以上から離れる転がり回避を低リスクで狩る手段はないと思います。
しかし相手としても崖際に追いやられるため安定行動とは言えないでしょう。
直接咎めることはできませんが、相手の転がり回避後の行動を考えておけば有利な展開を維持できるはずです!
それと補足ですが、転がり回避は4F目以降でなければ無敵がつかないので絶リフが当たります。
しかし当たったところで大きなリターンがないため(ここからリフコンをするには読みが必要なので)、あまり有効な手段とは言えないかもです。
やはり回避後そのものを狩るのは難しいんですね…
ありがとうございましたm(_ _)m
ありがとうございます。
ずっと気になったので助かりました。
垂直固めはかっこいいですが、リスクがあるんですね汗
突然すみません。気になったので、質問なんですが、フォックスで、リフ→ジャンプ→リフ→垂直絶→リフの繰り返しはファルコと違って回避されやすいのですか?
質問ありがとうございます。
回避のしやすさはファルコとフォックスでは大きな差はないですね。
ちなみにですが、フォックスはその固めをする必要はないと思います。
理由は2つあります。
1つはリフを当てたときの火力差です。
フォックスではもしリフが当たったとしても、垂直絶空をしていてはファルコと違ってコンボができません。
崖際であれば相手を場外に出せますが基本的にはリターンがなさすぎます。
もう1つは「リフ→垂直絶空」はガードされると不利Fであることです。
「リフ→SJ空中攻撃」と同様に、反撃される危険性はできるだけ排除したいですよね。
(海外のファルコ使いのWestballzがこの固めをよくするのですが、最近は2連リフのあとに絶空によく反撃を入れられているのを見ます。)
もしリフを連続で出すのであれば操作は難しくなりますが綺麗な絶リフをすべきです!